医療メディア水戸赤十字病院の今日もおだいじに
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第47回は、乳がん看護認定看護師に聞く 早期発見のためのポイント
鈴木 乳がん看護認定看護師が解説する「知っておきたい乳がん検診」
日本人女性の8人に1人が乳がんになる時代。しかし、乳がんは早期発見・早期治療によって治る可能性が高いがんでもあります。今回は、乳がん看護認定看護師に乳がん検診の大切さや、日頃からできる乳房チェックについて聞きました。

Q なぜ乳がん検診が大切なのでしょうか?
乳がんは早期に発見できれば、治る可能性が高いからです。
乳がんは女性がかかるがんの中で最も多いがんです。一方で、しこりが小さい段階で発見できれば、治療の負担を抑えながら治療できる可能性が高くなります。
乳がん検診の目的は、がんを予防することではなく、症状がないうちに乳がんを見つけることです。自覚症状がなくても定期的に検診を受けることが大切です。
Q 乳がん検診は何歳から受ければよいですか?

40歳以上の女性は、2年に1回の乳がん検診が推奨されています。
自治体で実施される乳がん検診では、主にマンモグラフィ検査が行われています。
また、乳がん全体の5~10%程度は遺伝が関係する「遺伝性乳がん」といわれています。家族や近親者に乳がんや卵巣がんになった方がいる場合は、年齢にかかわらず医師に相談し、自分に合った検診方法や受診時期を確認しましょう。
Q 検診を受けていれば安心ですか?
検診だけでなく、普段から乳房の変化に気付くことも大切です。
検診を受けた時点では異常がなくても、その後に乳がんが発生することがあります。そのため、検診と検診の間も乳房の変化に気付けるよう、「ブレスト・アウェアネス」を実践することが大切です。
ブレスト・アウェアネスとは、普段から自分の乳房に関心を持ち、変化に気付けるようにする生活習慣のことです。
今日から始めるブレスト・アウェアネス
月に1回程度、ご自身の乳房の状態を確認しましょう。
- 乳房の形や大きさに変化はないか
- しこりや硬い部分はないか
- 皮膚のひきつれやへこみはないか
- 乳頭から分泌物はないか
- 脇の下にしこりはないか
Q しこりを見つけたらどうすればよいですか?
検診を待たず、早めに医療機関を受診してください。
乳房のしこりや乳頭からの出血、乳房のへこみやひきつれなどの症状がある場合は、検診ではなく診察が必要です。
「様子を見よう」とせず、乳腺外科などの専門医に相談しましょう。
早期発見のポイント
乳がんは、しこりが2cm以下の早期の段階で発見できると、治療の選択肢が広がり、治る可能性も高くなります。
定期的な乳がん検診と月1回のブレスト・アウェアネスを組み合わせることが、早期発見への第一歩です。
Q 最後に患者さまへのメッセージをお願いします

乳がんは早期発見によって治療の選択肢が広がる病気です。定期的な乳がん検診とブレスト・アウェアネスを習慣にし、ご自身の健康を守りましょう。気になる変化があれば、検診を待たずに医療機関へ相談することが大切です。
監修
水戸赤十字病院
乳がん看護認定看護師
鈴木 和子