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診療科・部門

皮膚科

皮膚科のご案内

皮膚は体の一番外側にある臓器で、生活環境の影響を直接受け、内側にある内臓病変と関連することも多くみられます。このため皮膚科で診療している疾患は、外的要因による外傷や熱傷、日光の影響による皮膚炎や腫瘍、寒冷刺激による循環不全や膠原病の悪化、湿疹・アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎や蕁麻疹などのアレルギー関連、腫瘍、感染症、膠原病など多岐に渡ります。他科や院内の各分野のスタッフと連携し、診断、治療を行っています。

皮膚科の治療というと、塗り薬が基本ですが、他にもいろいろな治療があります。紫外線治療、手術、最近では病気の発症に関わる部分を抑え、治療効果の高い分子標的治療、生物学的製剤やJAK阻害薬が多くの皮膚疾患に使われるようになりました。
皮膚科医は複数名在籍しており、外来や入院で、できるだけ幅広い疾患に対応できるようこころがけております。

検査

  • 病理組織検査
  • 画像・生理機能検査

    XP、CT、MRI、体表エコー、血管エコー検査、ABPI

  • アレルギー検査
    パッチテスト 接触皮膚炎 金属アレルギー 薬剤アレルギー
    プリックテスト 食物アレルギー 薬剤アレルギー
    皮内テスト 薬剤アレルギー
  • 光線テスト
    UVA、UVB、可視光線
  • 発汗テスト

治療

紫外線治療
NBUVB
エキシマ
皮膚疾患に効果のある波長の紫外線を照射します。定期的な通院治療が必要です。
乾癬、掌蹠膿疱症、白斑、菌状息肉症、そう痒、痒疹、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症 など 多くの皮膚疾患に行っています。
分子標的薬 生物学的製剤
JAK阻害薬
皮下注射や点滴があります。自己注射をすることもあります。
乾癬 掌蹠膿疱症 アトピー性皮膚炎 円形脱毛症 化膿性汗腺炎 壊疽性膿皮症 結節性痒疹 などに適応があり、重症な方や、通常の治療で難治の方に使用し有効です。
乾癬 皮膚症状だけではなく、関節症状を併発することもあります。外用療法以外に、内服や生物学的製剤注射、紫外線治療があり、患者さんに応じて選択しています。
褥瘡 いわゆる床ずれです。皮膚の処置だけでなく、皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCナース)、NST(栄養サポートチーム)、リハビリ、薬剤部、ソーシャルワーカーなど多職種のスタッフと協力し診療しています。症状によっては入院で切開やデブリードメントなどの外科的処置や陰圧閉鎖療法(VAC)を行っています。
腫瘍 良性、悪性腫瘍をダーマトスコピーや病理組織検査で診断します。週に1回腫瘍の専門外来があり、局所麻酔下でできる手術は当科で行い、その他のものは筑波大学や当院形成外科医師と連携をとりながら診療しています。また皮膚の悪性腫瘍で緩和ケア病棟を利用される方もいらっしゃいます。
円形脱毛症 局所免疫療法(SADBE療法)、ステロイド局注、紫外線療法などの治療を行っています。重症の進行期には入院で点滴治療を行います。また治療効果の高い内服薬(JAK阻害薬)を行うこともあります。
アトピー性皮膚炎 日常生活の指導や外用治療を行います。難治の方には紫外線治療、JAK阻害薬内服、生物学的製剤注射を行っています。
感染症 蜂窩織炎や帯状疱疹の重症な場合は入院治療を行います。小児科の先生の協力のもと小児病棟に入院し治療するお子さんもいます
陥入爪・巻き爪 爪部分切除、ガター法、人工爪、ワイヤー、クリップ、コイル(+ リネイルゲル)など、症状に応じて治療を行っています。
尋常性白斑 外用や紫外線治療(NBUVB、エキシマ)を行っています。ミニグラフト治療を行う症例もあります。

外来診療担当医

皮膚科担当医一覧

小林 桂子こばやし けいこ

皮膚科部長

専門分野

皮膚科一般

出身大学(卒業年)

福島県立医科大学(1996年)

認定医・専門医等、資格

  • 日本皮膚科学会指導医・専門医
  • 日本アレルギー学会・専門医

学会

  • 日本皮膚科学会
  • 日本乾癬学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本光医学・光生物学会
河原 望かわはら のぞみ

医師

専門分野

皮膚科一般

出身大学(卒業年)

筑波大学(2019年卒)

伊藤 美佳子いとう みかこ

医師

専門分野

皮膚科一般

出身大学(卒業年)

筑波大学(2000年)

認定医・専門医等、資格

  • 日本皮膚科学会専門医

学会

  • 日本皮膚科学会
石月 翔一郎いしづき しょういちろう

非常勤

専門分野

皮膚科一般