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病院について

院長あいさつ

令和6年4月1日付けで第10代水戸赤十字病院長に就任いたしました。
新型コロナウイルス感染症による混乱から早4年、多くの打撃を受けた社会経済は徐々に回復し、皆さまの暮らしも落ち着きを取り戻しつつある一方で、依然として続く原材料費やエネルギー価格の高騰により、当院においても経営上、気を抜けない状況が続いております。

こうした中、放射線治療の充実を図るため、かねてより整備を進めてまいりました新リニアック棟が本年7月に竣工予定となり、地域の皆さまに安心・安全な医療を提供すべく、早期のオープンを目指して準備を進めてまいります。

さて、当院は昨年6月に創立100周年を迎えました。茨城県、水戸市をはじめとする関係各機関や地域の皆さまの支えによりこの一世紀を歩んでこられた喜びと感謝を再認識するとともに、地域医療を担う病院としての新たな100年へ向け、医師の確保や地域医療機関との連携強化、確保した人材の積極的な育成、DX推進による生産性の向上、そして地震などの災害時における救護への対応など、赤十字の医療機関としての役割を果たすべく、一層の機能充実を図ってまいる所存です。
今後とも「地域に愛され、信頼される病院」を目指し、職員一同力を合わせてまいりますので、より一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

令和6年2月19日にご逝去された佐藤宏喜前院長は、令和6年4月1日付けで日本赤十字社から名誉院長の称号を付与されました。
いつも笑顔でユーモアに溢れ、温かく義に厚いその人柄は、多くの患者さんや職員から親しまれ愛されておりましたが、突然の訃報は院内外に大きな驚きと悲しみを呼びました。日赤スピリットの名の下に、いつでも患者さんを第一に考え、地域医療への貢献と、国民の期待する赤十字活動の担い手としての責務を全うすべく、真摯に院長業務に従事され続けた佐藤名誉院長の志をしっかりと引き継ぎ、新たな100年へ向かって私たちは歩み続けます。

水戸赤十字病院長
野澤 英雄