日本赤十字社 水戸赤十字病院

水戸赤十字病院の特色

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  • 採用情報
  • ダ・ヴィンチ手術

    当院では平成25年9月3日よりロボット支援腹腔鏡下前立腺摘除術手術を開始しました。
    ロボット支援手術の専門研修を修了した2名の医師(=術者:2名とも泌尿器腹腔鏡技術認定医)と専任の看護師・臨床工学技士でチームを組み、万全の態勢で手術に臨んでいます。

    <ロボット支援手術とは>

    今までの一般的な手術は、①開創手術、②腹腔鏡下手術に分けられます。
    開創手術(=直視下に直接体内に手を入れ臓器を取り出す手術)は傷が大きくなり、相応の痛みや整容性の問題がありました。それらを軽減する目的で腹腔鏡手術(=お腹にガス(二酸化炭素)を注入して膨らませた状態にし、手術操作は小さなトンネルを介してカメラや操作機器によりすべて体外から行う手術)は発展してきました。腹腔鏡手術により格段に傷は小さく痛みも軽減されましたが、機器の操作性と2次元の画面構成(立体視ができない)の問題から手術手技は一定の熟練を要していました。

    そこで登場したのがロボット支援手術です。術者は手術コンソールからロボットを遠隔操作し、手術の実際は小さなトンネルを通して体内に挿入されたロボットアームが行います。ロボットアームは術者の手の様に繊細に動き、手術コンソールからは3次元の拡大画像で術野を観察できます。

    つまりロボット支援手術により、従来の腹腔鏡手術のメリットに加え、円滑な操作性と良好な視認性を併せ持つ手術が可能となりました。

    <前立腺がんにおけるロボット支援手術>

    前立腺がんに対する前立腺摘除術も、従来は開創手術と腹腔鏡手術が行われていました。前立腺摘除術の最大の問題点は術後の尿失禁と性機能(勃起)障害で、従来の2つの手術方法ではその成績にあまり差がない状況でした。しかしロボット支援手術の最大のメリットである緻密な操作性と視認性から、術後尿失禁と勃起障害の改善が期待されています。また、断端陽性率(=がんの取り残しの可能性)の低下も示唆されています。既にアメリカなどでは前立腺がんの標準的手術方法であり、日本でも2013年現在、他科に先んじて唯一保険収載されているロボット支援手術となっています。

    ロボットアーム
    ↑ロボットアーム ↑ロボットアームの動きの実際
    ← 手術コンソールは最新のデュアルコンソール(2台のコンソール)が採用され、適切な手術の進行が補助され、教育的にも有用とされています。

    <ロボット支援前立腺摘出術の手術適応>

    • 限局がん(早期がん)。
    • 極端な前立腺肥大症(特に中葉肥大)がないこと。
    • 腹部手術の既往(虫垂炎除く)がないこと。
    • 体位(極端な頭低位)を踏まえ、症状の安定していない心臓・血管疾患、緑内障、呼吸器疾患がないこと。

    ※ 適応を含めた手術の詳細に関しましては、泌尿器科外来を受診して頂き、医師からの説明を受けてください。

    レーザーでアザ治療

    アザは治せるの?

    アザの多くは皮膚疾患として良性であることが多く、大きく分けて以下の2種類に分けられます。

    • 血管腫などの赤アザ
    • メラニンが原因となる茶アザ、黒アザ

    アザ治療はかつて手術療法が主流でしたが、10年ほど前からレーザー(人工の光)を用いた治療が良い成績をあげるようになりました。また本体は腫瘍ですから、長い年月のうちに徐々に大きくなり、美容的整容的に気になる方、悩む方も少なくありません。

    レーザーを用いたアザ治療の利点


    当院の形成外科では、レーザーを用いたアザ治療を常時行っています。
    レーザー治療の利点は3つ。

    • 正常皮膚にダメージを与えない
    • 目標とする病変(血管やメラニン)を破壊
    • 傷跡を残さない

    当院の治療法

    当院の治療対象

    • 赤アザ
    • 茶アザ、黒アザ
    • 毛細血管拡張症(赤ら顔)や外傷による異物沈着症など

    当院形成外科ではQスイッチルビーレーザーを導入しております
    従来は、機器をレンタルし治療にあたっていましたが、現在では購入して本格的に治療しています。過去の期間限定時に、延べ180余名の患者さんを治療いたしましたが、太田母斑、老人性色素斑をはじめとする高い有効率(太田母斑100%、老人性色素班90%)を得ることができました。

    Qスイッチルビーレーザーは、太田母斑や伊東母斑、異所性蒙古斑などの真皮内メラノーシスを始め、扁平母斑や老人性色素斑などの表皮内メラニン増殖性病変、さらに外傷性刺青などにも大変有効な治療機器です。他の色素性病変治療用レーザー(QスイッチYAGレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザーなど)に比べて、メラニンに対する選択性が最も高いのを特長としています。またQスイッチを付加することで、1億分の25秒という極めて短い時間に照射を行うことにより、 周囲健常組織に全くダメージを与えずにメラニンだけを破壊できることができます。瘢痕形成などの副作用は認められていません。

    結石破砕装置

    体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は、体外からの衝撃波で体内の結石を破壊する結石治療法です。本法の導入によりごく特殊な場合以外、開腹手術は今日では殆ど行われなくなりました。

    シーメンス社製のリソスター・マルチラインという機種で、本機によるESWLとHo:YAGレーザーによる内視鏡的結石破砕術との併用により現在では、腎・尿管・膀胱など全結石がほぼ治療可能となりました。

    入浴治療施設「家族風呂」

    心まで元気になる場所であるために「病は気から」の言葉どおり、病気とストレスは密接な関係にあります。
    当院では、入院される方に快適さを提供し、そうしたストレスを取り除いていただけるよう、充実した入浴施設もご用意しています。

    難病特殊専門外来

    内科・神経内科では、難病治療を重要視し、難病特殊専門外来を開いています。各外来では、内科的治療のみならず、リハビリテーション科への紹介や、特定疾患の認定及び身体障害者の認定の手続き等も症状に応じて行っています。
    難病に指定されている特定疾患あるいは、治療が複雑かつ困難な疾患は、大きく「神経内科系疾患」 と「リウマチ膠原病系疾患」に分類されます。

    • 神経内科系疾患
      • 多発性硬化症 ●パーキンソン病
      • 重症筋無力症 ●アミロイドーシス
      • スモン ●後縦靱帯骨化症
      • 筋萎縮性側索硬化症 ●ハンチントン病
      • 脊髄小脳変性症 ●ウィリス動脈輪閉塞症
      • シャイ・ドレーガー症候群などの特定疾患および筋ジストロフィー症など

      神経内科系疾患の特殊専門外来の詳細はこちら。

    • リウマチ膠原病系疾患
      • ベーチェット病 ●全身性エリテマトーデス
      • サルコイドーシス ●強皮症
      • 皮膚筋炎及び多発性筋炎 ●結節性動脈周囲炎
      • 大動脈炎症候群 ●悪性関節リウマチ
      • ウェゲナー肉芽腫症など

    災害救護活動

    当院は、茨城県基幹災害拠点病院に指定されており、県内で発生した非常災害時の被災者の受入や常備救護班の派遣体制を確立しています。

    <基幹災害拠点病院>

    災害拠点病院とは、大規模災害時において被災地内での迅速な医療活動の拠点になるもので、茨城県では15病院が指定されています。
    当院はその中心となる基幹災害拠点病院に平成9年に茨城県から指定を受けました。そのため、病院機能を維持するために必要な全ての施設が耐震構造であり、ヘリポートや災害医療の研修に必要な研修室を整備しており、また、災害用医薬品や食料品を備蓄しています。

    <常備救護班>

    日本赤十字社法では、日本赤十字社の目的を達成するために行うべき業務の一つとして、赤十字に関する諸条約に基づく業務とともに、
    (第27条)
    「非常災害時または伝染病流行時において、傷病、その他災やくを受けた者の救護」と定め、定款には、これら業務を遂行するための事業として、
    (第48条)
    「救護員を確保し、その養成訓練を行い、救護材料を準備するほか、救護に関する組織及び装備を整備すること」と定めています。

    当院では、常備救護班7班を編成し派遣体制を確立しています。
    ○班編成基準 計7名
    班長:医師1名
    班員:看護師長1名、看護師2名、主事2名、薬剤師1名

    <DMAT>

    DMATとは、Disaster Medical Assistance Teamの略で、「災害派遣医療チーム」と呼びます。
    DMATは、医師、看護師、業務調整員(医師、看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームです。
    DMATが発足した経緯は、平成7年に発生した阪神・淡路大震災で初期医療の遅れから、平時の救急医療レベルの医療が提供されていれば救命できたと考えられる「避けられた災害死」が500名存在したと推定され、災害医療について多くの課題が浮き彫りとなり、この教訓を生かし、各行政機関、消防、警察、自衛隊と連携しながら救護活動を並行し、災害現場で医療を行う必要性が認識されるようになったからです。
    当院では現在9名(医師2名、看護師5名、業務調整員2名)の隊員がおり、2チームを編成しています。
    主な活動は、病院支援や広域医療搬送、現場活動などです。

    DMAT1
    DMAT2

    <主な救護訓練・研修会>

    当院では、茨城県基幹災害拠点病院としての役割を果たすため、また、救護活動に必要な技術と迅速な行動力を養うため、日本赤十字社や県及び関係機関が主催する様々な救護訓練や研修会に参加しています。

    • 常備救護班等災害救護訓練
    • 日本赤十字社本社・第二ブロック支部災害救護訓練
    • 水難救助合同訓練
    • 大洗港カーフェリー海難救助訓練
    • 茨城県総合防災訓練
    • 百里飛行場航空機事故対処総合訓練
    • 関東ブロックDMAT訓練
    • こころのケア研修会
    • 全国赤十字救護班研修会  等

    救護訓練1
    救護訓練2

    <当院救護班の派遣実績>
    • 平成16年 10月 新潟県中越地震/4班派遣
    • 平成19年 7月 新潟県中越沖地震/1班派遣
    • 平成20年 6月 岩手・宮城内陸地震/1班派遣
    • 平成20年 7月 岩手県沿岸北部地震/1班派遣
    • 平成23年 3月 東日本大震災/8班派遣
    • 平成27年 9月 関東・東北豪雨/3班派遣

    救護班(東日本大震災救護所)
    救護班(東日本大震災心のケア)

    <国際活動の派遣実績>
    • 平成24年11月~平成25年3月 ウガンダ北部地区病院支援事業/医師1名派遣
      第二消化器外科部長 捨田利 外茂夫

    国際活動ウガンダ